お客様はパソコンスマートフォンタブレットで検索して商品サービスを探している

スマートフォンで起こった革命

日本でスマートフォンiPhoneが発売されたのが2008年のことです。そこからある革命があったと私は考えています。

革命とは誰もがガラケーの携帯電話を持っていた状況からスマートフォンに変わり、電話とメールとカメラの機能だけであったガラケーの携帯電話から、手のひらに収まるコンピューターへと変わりました。

何が変わったか?

と言うと、スマートフォンを持つ誰もが自分の探しているものを検索して見つけるようになった、というものです。

もちろんパソコンを使用している人は、以前から検索エンジンを利用していたでしょう。それが、パソコンを持っていなくても、スマートフォンは皆が持つようになりました。

皆が知りたいことを気軽に手のひらの中で検索するようになったのです。

マスメディアでも、自社のホームページへの来訪誘導をわざわざ「〇〇で検索」と宣伝してくれています。検索することを大企業が勧めてくれているのです。

探す方法が変わった

何も変わっていないように思いますが、目的を探す方法が大きく変わりました。

以前は自分の悩み事や欲しい物を提供してくれる人がわかっていないと、探す方法はありませんでした。近親者に欲しい商品名や企業名が分からないと商品やサービスを探すことは面倒でした。

しかしスマートフォンで Google や Yahoo! の検索画面で自分の困りごとや欲しいものの関係する単語を入力すれば、困り事を解決してくれる人や商品が検索結果画面に Google や Yahoo! のアルゴリズムを介して表示されるのです。

検索する人とつながる方法

反対に検索結果画面に表示される側は、検索する人の気持ちを先回りして、自分が提供する商品やサービスに対する説明単語を表示して、Google や Yahoo! のアルゴリズムを介して検索する人の単語と合致すれば検索する人との出会いにつながるのです。

それまでは家賃の高い一等地に店を構えて商品を陳列したり、大きな看板を出したり、マスメディアに広告を出したり、と、お客様と商品やサービスがつながるには大きなコストが発生していました。 もしくはそのコストを用意できない場合は、大きなコストを用意できる会社の傘下に入り、利益を大きな会社に献上してお客様と出会う機会を得る方法です。

自社商品の説明記事やサービスの解説記事を自社のホームページに展開して、検索して商品やサービスを探しているお客様の目に触れて記事が読まれて、気に入ってもらい直接に注文や問合せをいただく時代になったのです。

店舗や看板、広告と言った高くて回収が約束されないコストや、元請け会社や卸問屋による利益の献上を避けて、お客様と直接つながって真っ当な価格で取引が出来るのです。

インターネット利用の先行者のメリット

上記の話しをすると「うちはインターネットでは売れないから」とか「ネットの客は信用出来ないから」などと言って敬遠する経営者様は沢山います。

インターネットのビジネスの特徴は、今は様子を見ていて後から参入しても、先行している者には後追いしても追いつけないという現象があることで、皆が知っているところです。

お客様に選ばれるために

店舗の賃料や広告費は大きな費用になるか、その費用を用意できないために用意できてしまう企業に引けを取ってきた私たちは、これからは費用を掛けることなく、自社の実力、経験、情報を財産として公開していくことが、お客様に選んでいただく資源となると考えています。